FOREST MAINTENANCE
森林整備
地域の森林を守り育むために
造林補助事業のご案内生産課
人工林の整備を通して健全な森林を育み、水源や自然環境の保全、そして土砂災害の防止にもつながる大切な取り組みとして、造林補助事業があります。
造林作業を行った場合、条件に応じて補助金の交付を受けることができます。
なお、補助金には年度ごとの予算上限があります。申請をお考えの方は、作業前に必ずご相談ください。
補助対象となる主な作業内容
- 人工林:地拵え
- 人工造林(植栽):1,000本/ha~3,000本/ha以上(防護柵の設置が必要)
- 枝打ち:高さ1m~3m以上
- 保育間伐:伐採率20~40%未満(60年生以下)
- 間伐(搬出):伐採率20~40%未満、搬出量10㎥~50㎥以上 など
※補助内容は変更される場合があります。
※補助金は年度予算の範囲内での交付となりますので、作業前に必ずご相談ください。
林産(素材生産)のご案内生産課
効率的な木材搬出と工夫した木材販売
中勢森林組合では、複数の森林所有者の林地を集約化し、区域ごとに「森林経営計画」を作成しています。
この計画に基づき、間伐や木材搬出を計画的に行うことで、森林を健全に保ちながら効率的な資源利用を進めています。
施業では、高性能林業機械や高密度路網を活用し、安全で効率的な作業を実現。
搬出した木材は、木材市場への出荷だけでなく、製材工場等の直接販売や、燃料用チップ材としての活用など、販売の幅を広げています。
こうした工夫により、森林所有者の収益確保を支援し、持続可能な森林経営を目指しています。
森林作業道と高性能林業機械を組み合わせた間伐作業システム
森林経営計画のご案内生産課
中勢森林組合では、「森林経営計画制度」に基づき、地域の森林整備を進めています。
この制度は、森林所有者の皆さまと森林組合が協力し、まとめた森林を対象に、間伐や作業道の整備など、今後5年間の森林整備計画を立てて、市などから認定を受ける仕組みです。
この計画により、集約した森林施業「集約化施業」が可能となり、森林を効率的かつ持続的に整備できるようになり、「守る」から「育て、活かす」森づくりへとつながります。
中勢森林組合は、森林所有者の皆さまと一体となって、未来につながる森林の再生に取り組んでいます。
地域の大切な森林を守るために、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
森林経営計画と集約化施業の流れ
| 1.森林の境界を明確化 | 登記情報・森林簿・所有者立会いなどにより調査・測量を実施し、境界を明確にします。 |
|---|---|
| 2.森林経営契約の締結と計画策定 | 明確化した森林を集約化し、所有者の委託を受けて「森林経営計画」を作成します。 |
| 3.森林経営計画の認定 | 計画を津市に申請し認定を受けることで、補助金を活用した整備が可能になります。 ※補助金を受けた森林は、原則5年間は主伐できません。 |
| 4.森林施業プランの提案と契約 | 作業内容や還元金など、所有者ごとの施業プランを提案し、同意の上で契約します。 |
| 5.森林施業の実施 | 計画に基づき、安全・効率的に施業を行います。 |
| 6.森林経営計画の更新または終了 | 継続的な森林管理のため、契約更新や次期計画への移行を行います。 |
伐採のご案内森林整備課
お庭の木から神社仏閣の大木まで、木に関するお困りごとはご相談ください。
お庭やお屋敷の大きな木、神社仏閣の境内、道路や線路に隣接する林などを放置しておくと、知らないうちに成長しすぎて建物への影響や倒木の危険が生じることがあります。
中勢森林組合では、専門の技術者が現地を確認し、環境に合わせた安全で的確な方法で整備を行います。
必要に応じてクレーンや高所作業車を使用し、安全第一で作業を進めます。
見積もりは無料です。
森林組合ならではの確かな技術と経験で、皆様の暮らしを守ります。
お気軽にご相談ください。
水源林造成事業のご案内森林整備課
森林は地球環境保全、国土保全、木材生産など多くの機能を持っており、その機能の効果的な発揮には適切な森林の管理が必要となってきます。
健全な森林は、土砂災害を防止する、水を貯え洪水や渇水を緩和するなど私たちの生活に欠かすことのできない大切な働きを持っています。
適切に整備されていない森林は働きが低下するため、様々な自然災害が懸念されます。
そこで、当組合では、森林の有する多面的機能を将来にわたって持続的に発揮させていくために緊急な整備を必要とする山林に対して、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センターと森林組合、土地所有者が一体となり分収造林方式による造林を推進しています。
津市森林経営管理制度のご案内企画課
森林経営管理制度は、所有者による経営管理が困難な森林を市町村に管理委託することで、森林整備(スギ・ヒノキの間伐)を進める制度です。
これにより、土砂災害防止や水源涵養等、森林が果たす公益的機能を発揮させることを目的としています。
森林経営管理事業(津市)の流れ
津市では、森林所有者が市に管理委託を希望されるか否かの意向調査を実施しました。
委託を希望された所有者を対象とし、その後、委託希望森林について現地調査(境界明確化)を順次行います。
現地調査の実施範囲については津市が毎年度選定しており、調査の結果、事業対象と判断した森林について、津市と所有者が協議のうえ、委託期間15年の協定を締結し、委託期間の中で森林整備(間伐)を行います。
委託期間が満了した後、森林は所有者へお返しします。
なお、この制度の事業には森林環境譲与税が活用されています。
※意向調査で回答をされていない方からのご相談もお受けいたします。
気軽にご相談ください。
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